地震や津波、土砂災害で被災した…盗難や横領などの犯罪被害に遭った場合に雑損控除で損害を軽減する方法とは!?【定年後も安心がずっと続くお金のつくり方】

雑損控除で損害を軽減する

災害で被災した場合は雑損控除

地震や津波、土砂災害といった自然災害や盗難や横領といった犯罪被害に遭った場合は雑損控除によって一定金額の所得控除を受けることができます。雑損控除の手続きは差し引き金額を計算して確定申告書に記載して行います。雑損控除の対象となるには、その資産が家や車など生活に必要な財産であること、資産の持ち主が納税者本人か生計が同一の親族であることが条件となります。

雑損控除で損害分を控除する

詐欺、脅迫、紛失等による損失や書画・骨とう・貴金属など(1個または1組30万円超のもの)、別荘などの生活に通常必要出ない資産の損失は対象になりません。

【出典】『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修

【書籍情報】 『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』 著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修 老後資金二千万と言われる時代ですが、年金受給開始はどんどん先延ばし。雇用延長が義務付けられたとはいえ大抵の場合収入は激減。「60歳定年前後」の身の処し方、資産の運用方法は、老後を生きる上で重要な決断となります。会社も役所も何も施してはくれません。自力で道を切り拓くしかないのです。行政においても雇用保険、健康保険、年金など、手続きすれば利用できた仕組みをみすみす見逃して結果的に損をしてしまうこともよくあります。知っておきさえすれば手に入れられたアナタの大切な資産なのです。また、定年前後で最大のテーマは「退職金の運用」です。この低金利・インフレ時代に銀行預金として放置しておくのは無策でしかありません。新NISAを始め、不動産運用など、アナタに合った資産運用を考えてみましょう。 老後を安心して生きるための指南書です。

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