30代の友人は女子会でいつも「お金がない」と言っています。私は年収420万円ですが、平均より多いのでしょうか?

30代女性の平均年収はいくら?

国税庁 長官官房 企画課が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」によると、女性の平均年収は30~34歳が338万円、35~39歳が333万円です。平均年収と比べると、30代で年収420万円は多いといえます。

また、友人が正社員か正社員以外かによって、収入にはさらに差が出るでしょう。同調査によると、女性の正社員の平均年収が406万9000円に対して正社員以外の方の平均年収は166万3000円です。

もし自分が正社員で友人が正社員以外の形態で働いていれば、収入の差から金銭感覚に差が出る可能性も少なくありません。女子会のときに「お金がない」と言われるのであれば、年収は聞かないにしてもいくらまでなら問題ないかを事前に聞いておきましょう。

相手になるべく気を遣わせないようにするには?

女子会は友人との大切な交流の場です。お互いに気兼ねなく楽しむためには、予算をある程度伝えておきましょう。予算を伝えにくいときは、自分が女子会の場所選びをすると、予算内で楽しめる場所を選択できます。

友人にお金がないと言われたときも同様で、予算を聞いたり相手に女子会の内容を任せたりすることで、お互いに金銭トラブルの予防にもつながるでしょう。また、外食をしなくても女子会は開催できます。テイクアウトや公園を利用して、低予算で楽しむ方法も検討しましょう。

費用をおさえて女子会を楽しむ方法

費用をおさえるためには、はじめに女子会の内容を決めてから、予算をおさえる方法を考えましょう。カラオケなら少しでも安いルームや店舗を選んだり、フリータイムを利用したりするとコスパよくカラオケを楽しめます。

さらに、女子会は必ずしも外でやる必要はありません。話題のケーキを食べながら話に花を咲かせたいなら、ケーキをテイクアウトして友人や自分の家で女子会を開く方法もあります。

天気がよければ、公園や広場にレジャーシートを持っていくのもいいでしょう。カフェでは紅茶やコーヒーなどケーキ以外の商品も頼んだり、追加でケーキを頼んだりしてしまいますが、テイクアウトにすれば最低限の出費で済みます。

美術館や植物園などの自治体が運営する施設であれば、低予算でしっかり楽しめるケースもあります。さまざまなおしゃべりがメインの目的なら、散歩をしながら話すと地元で新しい発見があるかもしれません。

少し工夫をすれば、予算があまりなくても十分楽しめます。お金がないという友人にも、たまにはいつもと違う女子会もどうかと提案してみましょう。

30代で年収420万円は女性の平均年収よりも多い

国税庁の調査では、30代女性の平均年収は330万円台という結果でした。平均結果と比べると、年収420万円は多いといえます。また、自分が正社員で「お金がない」と言っている友人が非正規雇用だと、収入の差はさらに開く可能性もあります。

収入の差はお互いの金銭感覚の差につながる場合もあるので、お金のかかることを決めるときには注意が必要です。

お金がないと言う友人と気兼ねなく遊ぶためには、予算を先に決めてしまう方法があります。先に必要な金額が決まっていれば、友人も事前にお金を準備できるでしょう。また、払える予算帯が分からないときは、お金がないと言う友人に女子会の場所を選んでもらう手段も有効です。

テイクアウトしたり公共施設を利用したりして工夫をすれば、費用をおさえて楽しい女子会もできます。一度友人と女子会の内容について相談してみましょう。

出典

国税庁 長官官房 企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-(14.20ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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