2024ドラフト1日目 バザーナがオーストラリア出身で初の全体1位

日本時間7月15日、MLBドラフトの1日目が終了し、1・2巡目に加えて戦力均衡ラウンド、FA補償指名権、新人昇格報奨指名権を含めた74個の指名が完了した。全体1位指名権を持つガーディアンズから全体1位指名を受けたのは、オレゴン州立大学のオーストラリア人二塁手トラビス・バザーナだった。

全体1位に選ばれたのは、『MLBパイプライン』のドラフト有望株ランキングで1位に入り、今ドラフトでもトップ評価を受けていたバザーナだった。オーストラリアのシドニー出身のバザーナは、オーストラリア出身の選手として史上初の全体1位指名を受けることに。さらに二塁手としての全体1位指名も史上初と、記録づくめの指名となった。

続く全体2位では今ドラフトNO.1の剛腕チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大)がレッズに、全体3位ではバザーナと並ぶ評価を受けていた大砲チャーリー・コンドン(ジョージア大)がロッキーズに指名を受けた。

そして、バザーナやコンドンと共に全体1位候補の一角に挙げられていたジャック・カグリオンは、全体6位でロイヤルズに指名された。カグリオンは、投打に怪物級のパワーを誇る二刀流選手で、大谷翔平(ドジャース)との比較も受けている。

その他、吉田正尚所属のレッドソックスは、強肩強打の大学生外野手ブレイデン・モンゴメリー(テキサスA&M大)を全体12位で選択した。モンゴメリーは今ドラフトトップ評価を受けていた大学生の一人で、吉田の在籍中にも昇格があり得るかもしれない。

鈴木誠也と今永昇太擁するカブスは、全体14位で強打の三塁手キャム・スミス(フロリダ州立大)を指名。続く全体15位では、世にも珍しい“両投げ投手”ジュランジェロ・セインジャ(ミシシッピ州立大)がマリナーズに指名を受けた。セインジャは6月のドラフトコンバインで評価を上げ、予想よりも早く指名されることとなった。

全体19位では、藤浪晋太郎と千賀滉大所属のメッツが、二刀流の素養も秘めるカーソン・ベンジ外野手(オクラホマ州立大)を指名。そして、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースは、全体23位で俊足の高校生遊撃手キーロン・リンジー(ハーディー高)を選択している。

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