タイトル獲得が遠いハリー・ケイン、EURO2024を総括「厳しい大会だった」

写真:タイトル獲得の遠いケイン©Getty Images

イングランド代表FWでキャプテンを務めるハリー・ケインが、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)を総括し、決勝戦のスペイン代表戦を振り返った。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

現地時間7月14日、ユーロ2024決勝戦のスペイン代表 vs イングランド代表の試合が行われた。試合はスペイン代表が2-1で勝利し、ユーロ通算4回目の優勝に輝いた。

この試合で1トップに入ったケインは終始、孤立。シュートは前半にロドリにブロックされた1本のみに留まり、60分にオリー・ワトキンズと交代し、ベンチに退いた。ギャレス・サウスゲート監督は「ハリーにとって肉体的に厳しい時期だった」と万全の状態ではなかったことを明かしている。

ケインは試合後、「大会の最終盤で足に疲労もあり、精神的にも疲れている選手が多く、苦戦することになった」と決勝戦を振り返り、以下のように続けた。

「決勝戦で負けることは最もつらいことだ。1-1に追いつくことはできたが、その勢いを継続することができず、試合終盤に罰を受けることになってしまった。我々は同じような強度を維持できず、ボール保持を十分にできなかったと思う」

続けてケインは、ユーロ2024を「厳しい大会だった」と総括。サウスゲート監督の采配を中心に、所属チームでプレーするようなパフォーマンスを発揮できていない選手にも一部批判が集まっていたが、イングランド代表は粘り強い戦いで2大会連続の決勝進出を果たした。

「困難な道のりだったが、ここまでうまくたどり着くことができた。しかし最終的には、この試合(決勝戦)で我々は評価されることになる。自分たちのためにも、ファンや信じ続けてくれた人のためにも、成し遂げたかったが、今は大きな失望感を感じている」

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