ゲレーロJr.の決勝弾でBジェイズ勝利 菊池は4.2回7失点

【ブルージェイズ8ー7ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

日本時間7月15日、ブルージェイズとダイヤモンドバックスの3連戦の最終戦は、ブルージェイズが接戦を制した。ブルージェイズは4回に6得点を挙げるビッグイニングもあって7対0と序盤に大量リード。しかし、ダイヤモンドバックスは5回裏に7点を奪って同点に。同点の7回にブラディミール・ゲレーロJr.が14号勝ち越しソロを放ち、それが決勝点となった。決勝弾を浴びたダイヤモンドバックスのケビン・ギンケルが2敗目(6勝)。ブルージェイズの3番手トレバー・リチャーズに2勝目(1敗)が付いている。先発したブルージェイズの菊池雄星は、4.2回7失点で勝ち負けがつかなかった。

エラー絡みで先制点を挙げたブルージェイズは4回、5番ドールトン・バーショ、6番アーニー・クレメントが連続タイムリー。さらに8番ケビン・キアマイアーが4号満塁弾を放ち、ここでダイヤモンドバックスの好投手ザック・ギャレンを降板させる。7対0とリードを奪ったブルージェイズだったが、5回に先発の菊池が崩れた。一死満塁のピンチを招くと、1番ケテル・マルテに19号満塁弾を被弾。さらにその後も5番ランドール・グリチックにタイムリーを浴び、さらに続く打者に死球を与えたところで降板。代わった投手が7番エウヘニオ・スアレスにタイムリーを浴び、瞬く間に7対7の同点に追いつかれてしまった。

その後、膠着した試合を打ち破ったのは、ブルージェイズの3番ゲレーロJr.の一発だった。ダイヤモンドバックスのセットアッパー、ギンケルの変化球を振り抜いてセンタースタンドへ。ゲレーロJr.の14号は、ギンケルにとって2ヶ月ぶりの被本塁打。主砲の一発でブルージェイズはそのまま8対7で逃げ切った。

ブルージェイズの菊池は、4.2回7失点6奪三振と不本意なピッチング。メジャー6年目の前半戦は、20先発4勝8敗、防御率4.42で折り返すこととなった。ブルージェイズはこのダイヤモンドバックスとの3連戦も1勝2敗と負け越し、トレードデッドラインでは売り手に回ることが確実。契約が今季限りの菊池もほぼ確実にトレードとなることだろう。表面上の成績は良くない菊池だが、今季はキャリア2番目に高い奪三振率(9.93)とキャリアベストの与四球率(2.21)を両立。多くの球団から興味を誘うことだろう。

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