SixTONES ジェシーは「ultra soul」を熱唱 中居正広も交えて盛り上がった『音楽の日』hopeバンド企画

7月13日、夏の音楽特番『音楽の日2024』(TBS系)が今年も放送された。14回目となる今回は「hope!音楽のチカラ」をテーマに総勢71組のアーティストによる8時間の生放送が行われた。『音楽の日』ならではのここでしか見られない企画も目白押し。本稿では番組終盤に披露されたコラボステージを振り返りたい。

様々な名曲たちを豪華アーティストがカバーするhopeバンド企画。バンドマスターを務めたのは、自身もシンガーソングライターとして活動しながら音楽プロデュースや作詞作曲をするなど幅広い音楽活動で知られる寺岡呼人。大勢のバンドとオーケストラの演奏とともに、昨今の音楽シーンを彩る精鋭のボーカリストが肩を並べた。

トップバッターを飾ったのはSixTONESのジェシー。歌ったのはB'zの大ヒット曲「ultra soul」だ。全員での〈ウルトラソウル〉のコーラスの後、キレのあるバンドサウンドにジェシーの甘くお洒落な歌声が響く。普段のグループ活動では踊りながら歌っていることが多い彼だが、スタンドマイクを握る様もよく似合う。発売されてから20年以上の時が経ても尚どの世代でも盛り上がれるこの名曲で堂々のトップバッターを務め上げ、スペシャル企画の幕上げを華々しく飾った。

ジェシーに続き、マカロニえんぴつ・はっとりが「GIFT」(Mr.Children)、DISH//・北村匠海が「デイ・ドリーム・ビリーバー」(忌野清志郎[THE TIMERS])、アイナ・ジ・エンドが「生まれ来る子供たちのために」(オフコース)を歌い繋げていく。DA PUMP・ISSAが歌った「キセキ」(GReeeeN ※現GRe4N BOYZ)のステージでは、夕日のような照明とともにサビを全員で歌い、温かな愛の溢れる時間となった。Da-iCE・大野雄大と花村想太による「栄光の架橋」(ゆず)の後はRockon Social Club・成田昭次と岡田健一による「TRAIN-TRAIN」(THE BLUE HEARTS)。この曲では番組MCの中居正広がマイクを持って登場したことでさらなる盛り上がりを見せていた。次の三浦大知は中居を呼び寄せて「夜空ノムコウ」(SMAP)をともに歌唱。そしてエンディングではMISIAが中島みゆきの色褪せぬ名曲「時代」を歌い上げた。

アーティスト、アイドル、バンドなどの枠を超えた贅沢なコラボレーション企画。テレビの前の幅広い世代にとっての名曲を振り返りながら様々なアーティストの素晴らしい歌声が混ざり合う、貴重なステージとなった。

(文=池田夏葉)

© 株式会社blueprint