オジー・オズボーン、ドリーム・バンドのラインナップ最新版「ジョンとポールと俺と…」

オジー・オズボーンが、再び、彼にとってのドリーム・バンドのラインナップを挙げた。

オズボーン家のポッドキャスト『The Osbournes』の最新エピソードで、ファンから「これまでプレイしてきたミュージシャンたちと夢のバンドを結成できるとしたら、誰を選ぶ?」との質問が寄せられると、ザ・ビートルズの大ファンであるオジーは、すかさず「ジョン・レノンにポール・マッカートニー、俺」と答え、「ジミ・ヘンドリックス」を加えた。

妻でマネージャーのシャロンから「ドラマーは?」と訊ねられると、一息おき、ブラック・サバスのリユニオン・ツアーおよびラスト・ツアー<The End>に参加したトミー・クルフェトスと答えている。

オジーは1年ほど前、テネイシャスDをゲスト・エディターに迎えた『Metal Hammer』誌特別号のインタビューで、ジャック・ブラックから「生死を問わず、コラボしたい人は?」との質問が出ると、「ジョン・レノンか(ジミ・)ヘンドリックスと何かやりたい。ランディ・ローズとも再び何かしたい。ポール・マッカートニーに俺のアルバムでプレイしてもらいたい」と答え、ドラマーには同じくトミー・クルフェトスを挙げていた。

オジーはこれまで何度も、ザ・ビートルズの「She Loves You」を聴いて人生の目標が定まったと話してきた。この『Metal Hammer』誌のインタビューでは、「あの曲で、俺は人生で何をしたいのか決まった。青いトランジスター・ラジオを持っていて……昨日のことのように覚えてる。“なんだ、これ?”って思ったよ。衝撃だった。彼らは俺の想像力を掻き立てた。俺はザ・ビートルズの一員になりたかった。ポール・マッカートニーに俺の妹と結婚してほしかった! 俺の寝室の壁は、ザ・ビートルズの写真だらけだった」と、『Classic Rock』では、「“She Loves You”は凄い衝撃だった。自分がどこにいたか、はっきり覚えている。(出身地バーミンガム)アストンのウィットン・ロードを歩いていた。青いトランジスター・ラジオを持っていて、あの曲が流れたとき、人生で自分が何をしたいのかわかった。あれはものすごく新しくて、俺を素晴らしい気分にしてくれた。そして、俺はザ・ビートルズの熱烈なファンになったんだ。俺のキャリアは彼らのおかげだ。彼らが、音楽の世界に身を置きたいって願望を俺に与えてくれた」と、語っていた。

オジーは今年、ブラック・サバス(2006年度)に続き、ソロ名義でロックの殿堂入りを果たす。

Ako Suzuki

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