ミック・フリートウッド「バンド活動は関係なく、スティーヴィーとリンジーには和解して欲しい」

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フリートウッド・マックのリーダー、ミック・フリートウッドは、スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムの関係が修復することを願っているという。

バッキンガムは2018年にバンドを解雇された際、それを決めたのはニックスだと彼女を責めていた。フリートウッドとは2020年に元バンド・メイトのピーター・グリーンが亡くなったのを機に連絡を取り合うようになっている。

フリートウッドは最近、『MOJO』誌のインタビューで、「(彼らの間に)気持ちの上で、頑丈な壁が存在するのは確かだ。スティーヴィーは自分が思うこと、思わないことをはっきり口にすることができる。リンジーも同じだ。だが、僕個人としては、ふたりの仲が修復するのを見たい。それが(フリートウッド・マックの)ツアーとなる必要はない」と語った。

フリートウッドとニックスの関係は良好で、彼は今週、ニックスのライヴを観に行く予定だという。

ニックスは先月、同じく『MOJO』誌のインタビューで。クリスティン・マクヴィーなくしてフリートウッド・マックの活動再開はあり得ないと断言し、「もし、私がリンジーと再び一緒に活動してもいいと考えたとしても、彼には健康上の問題がある。私が言うことじゃないけど、リンジーがフリートウッド・マックのようなツアー活動ができるかはわからないわ」と話していた。

スティーヴィー・ニックスは今週金曜日(7月12日)、英国ロンドンのハイドパークで開かれる<ブリティッシュ・サマー・タイム>フェスティバルに出演する。

フリートウッドは同インタビューで、この数年は彼にとって「奇妙な時期」だったとも明かしている。「愛しいクリスティンを喪ったのは最悪だった。そして、バンドも失ったようなものだし、パートナーとも別れた。自力で傷を癒しているようだ」

彼はさらに、昨年夏、ハワイのマウイ島で発生した山火事により経営していたレストランも失っている。

Ako Suzuki

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