By TV LIFE
秋元康が総合プロデュースを務める総勢23人のアイドルグループ「僕が見たかった青空」。彼女たちが初出演する舞台『夏霞～NATSUGASUMI～』が、2024年7月11日（木）からシアター1010にて上演される。
6月某日、同会場では、「僕が見たかった青空」メンバーによる舞台稽古が行われていた。TV LIFE webは稽古現場に潜入！ 「青春」を感じた、その模様をレポートする。
その日の稽古では、午前中に台本の読み合わせ、午後からはシーンごとに立ち位置・演出や出るタイミングなどの確認が行われていた。今回の舞台は本編内一部シーンがA・B・C3つのパターンで上演されるのだが、筆者が潜入したのは、まさにA～Cでパターンが異なるシーンの稽古が中心だった。
『夏霞～NATSUGASUMI～』は夏休み前のとある高校の物語。部員が６人しかいない合唱部の部長・とあは、ダンス部キャプテン・あおいに、助っ人として合唱コンクールへ参加してもらおうとしていた。そんなある日、とあと共に合唱部を立ち上げたすずきが交通事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。1年後……。引退を目前に控えた合唱部部員たちの前に現れたのは、なんとすずきだった。
そんな少し重ためのストーリーではあるものの、稽古場の雰囲気は基本的ににぎやか。一方で、「ここは上手から出ようか」「いまの物語の流れなら立ち位置はここがいいかな」「ここでリフティングしよう！」「この会話はもっとテンポよく。そのほうが面白くなるから」などのディレクションがあったときは、真っすぐな「はい！」という返事でメンバーたちが答える。言われたことにすぐ対応する適応力は、1年間アイドルとして活動してきて培ってきたものだろう。とはいえ、芝居の経験が少なくこの日は稽古ということもあってか、まだたどたどしさが残っているメンバーも。そのたどたどしさが本番までにどのように変化するのかも楽しみだ。
合間の休憩時間では、リラックスしながら台本を確認するメンバーもいれば、演出家の方に「ここってどうなんですかね？」と聞くメンバーの姿もあった。また、稽古中にトラブルが起きた際には、メンバーの須永心海さんが謎のダンスで場を和ませるという一幕も。さらに、本舞台の中心人物を演じる八木仁愛さんと早﨑すずきさんは、ひとつ、ひとつのセリフや演出を丁寧にチェック。安納蒼衣さんは台本にメモのようなものを取る様子も何度か見られた。
それぞれが真摯に向き合いつつも、時折、笑顔もこぼれる稽古場。もちろん、メンバーはエンタメに関わるひとりの人間として芝居に向き合っていたが、どこか学生時代の部活のような、文化祭のような雰囲気もあると筆者は感じた。あの“青春感”が、何度も舞台に立ち、経験が豊富な役者とはまた違った魅力を作り出すのではないだろうか。
デビューして1年。まだ現役の学生や卒業して間もないというメンバーが在籍しているいまの彼女たちだからこそ生み出せる芝居や舞台がきっとある。その可能性を今回の稽古を通じて感じた。
舞台『夏霞～NATSUGASUMI～』は2024年7月11日（木）～7月21日（日）にシアター1010で開催。チケットも発売中だ。
公演情報
舞台「夏霞～NATSUGASUMI～」
【場所】シアター1010（東京都足立区千住3丁目92千住ミルディスⅠ番館 10F）
【期間】2024年7月11日（木）～7月21日（日）
※全15公演。7月16日（火）は休演日
【チケット】全席：8,300円（税込／全席指定） ※来場者特典付き
チケット販売中
ぴあ：https://w.pia.jp/t/natsugasumi/
イープラス：https://eplus.jp/bokuao-natsugasumi/
楽天：https://r-t.jp/bokuao-natsugasumi
ローチケ：https://l-tike.com/bokuao-natsugasumi/
（Lコード：35456）
【出演】
八木仁愛／早﨑すずき
安納蒼衣／金澤亜美／西森杏弥／柳堀花怜／吉本此那
岩本理瑚／塩釜菜那／杉浦英恋
青木宙帆／秋田莉杏／伊藤ゆず／今井優希／木下藍／工藤唯愛／須永心海／萩原心花／長谷川稀未／宮腰友里亜／持永真奈／八重樫美伊咲／山口結杏
【脚本】
私オム
【演出】
村井 雄
【企画・プロデュース】
エイベックス・ピクチャーズ
【企画協力】
株式会社Ligareaz Management
【主催】
舞台「夏霞～NATSUGASUMI～」製作委員会
舞台・チケットの詳細はこちら
https://bokuao-natsugasumi.com/
