7月14日にテレビ朝日系で放送する次世代の料理人がシェフの頂点を競い合う真剣料理バトル「ザ・プレミアム・モルツ presents CHEF-1グランプリ2024決勝」（日曜午後6：30＝ABCテレビ制作）。国民代表審査員として、昨年に続き“神の舌を持つ”カリスマアーティスト・GACKTに加えて「おしゃべりクッキング」の司会を27年間務めた上沼恵美子が登場。またゲストに今田耕司、森泉、井桁弘恵を迎え、決勝戦をおくる。総勢506人の中から勝ち上がってきたファイナリスト4人がついに雌雄を決する。
「CHEF-1グランプリ」は、“料理に革命を起こせ！”という審査基準のもと、これまでの常識を覆す“想像力”と“発想力”を駆使して与えられたテーマで料理の戦いに挑む。前回大会より各シェフは、「日本料理」「フレンチ」「中国＆アジア料理」「イタリアン＆スパニッシュ」 「フードクリエイター」「ジャンルレス・その他」という6つの料理ジャンルから自ら選択し応募する方式となった。
準決勝を戦った6人のシェフのうち、決勝へと駒を進めたのは4人。決勝戦はトーナメント制で、抽選で決定した2組に分かれ、それぞれが“インスタントラーメンに革命を起こせ！”“肉じゃがに革命を起こせ！”のどちらかの試合を行う。試食は誰が作ったかシェフを明かさずにブラインドで審査される。各審査員は1人20点の持ち点で得点をつけ、計5人で合計100点満点になる計算だ。
第1試合のテーマ「インスタントラーメン」は昨年から続くテーマだが、ルールは異なっている。どのメーカーのラーメンを選んでもいいのは変わらないが、今年は袋の乾麺だけでなく必ず付属の粉末スープも使わなければならない。この「インスタントラーメン」対決に挑む1人目は、大会初出場ながらこれまで優勝シェフを輩出してきた激戦ジャンル「フレンチ」を勝ち上がってきた男・吉岡翔太。“食の実験室”をテーマにした新しいフレンチで食通たちの注目を集める東京のレストラン・枯朽の若きシェフとして活躍してきた吉岡は、ラーメンと発酵食品、さらに乳製品の相性の良さを生かした革命ラーメンで勝負に挑む。上沼から「大好き！ あとを引きますね」とのコメントも飛び出したその味とは？
対するは、これまで第1回、第2回大会で連続して準優勝し、昨年の第3回大会でもファイナリストとなった“博多の破天荒シェフ”ことジャンルレス部門の山下泰史。山下はくしくも昨年、このインスタントラーメン対決で敗れている。山赤パプリカの網焼きを始めると、玉ねぎ、エシャロット、こぶみかんの葉やレモングラス、仔羊とさまざまな食材を使いながら、食べ進めるうちにスープの香りや味が変化していくうまみの味変ラーメンを完成させた。
一方、「肉じゃが」対決に挑むのは、中国＆アジア料理代表の花田洋平。第1回大会では決勝3位に輝き、数々のコンクールでの受賞経験もある超実力派だ。メークインと男爵いも、ラム、さらに香りを大切にする中国料理らしくさまざまなハーブやスパイス、ウイスキーまで使って仕上げていくその料理名は「ラムじゃが」。食感も楽しく、食べながら味が変化していく新しい肉じゃがを、審査員はどうジャッジするのか。
それに対するは、全国から食通が訪れる京料理の名店・緒方の姉妹店・東山緒方で2番手として腕を奮う料理人・木村僚佑。日本料理代表が「CHEF-1」決勝に進出するのは今回が初めてとなる。木村が使うのは2年、3年と熟成させたメークインに男爵いも。肉は牛すじ肉を使用する。砂糖やみりんを使わず素材の甘みだけで仕上げ、生産者の思いやそれぞれのじゃがいもの良さを引き出す作戦だ。男爵いもの桂むきやメークインの丁寧な裏ごし、日本料理らしい見事な仕事ぶりで意外性のある形に仕上げていく。
そしてこの戦いを勝ち上がった2人のシェフが、最後の決戦“ハンバーグに革命を起こせ！”に挑むことになる。馬肉とたくあん、さらには生食ができる肉と発酵食品を駆使しながら絶妙な着地点を見出していく独自のハンバーグを目指すシェフ。そして、魚の王様クエ、牛肉の王様シャトーブリアン、野菜の王様モロヘイヤから生み出される、かつて経験したことのないハンバーグを繰り出してきたシェフ。これまで以上に高次元で大接戦の最終決戦の結果、チャンピオンの称号を手にするのはいったい誰なのか。
この数々の激闘を見続けた大会MCの山里亮太（南海キャンディーズ）は、「とんでもない戦いです。まったく予想もつかない戦いの中にいたので緊張感が尋常じゃなかったです」と興奮した様子。同じくMCの女優・松下奈緒は「お料理はおいしいだけじゃなくて、ドキドキワクワクさせられることも今回は感じられました。そこが見どころかなと思います」と大会を通しての感想を述べた。
また、ゲストの今田耕司は「ありえない料理を見せていただいたので、たくさんの“革命”が起きていたなと感じました。何度か『革命！』と叫びましたけど、叫ばずにはいられませんでしたね」と戦いの熱気を伝えた。審査をしたGACKTから「正直、すごくおいしい」、上沼に至っては「もう一つ欲しい！」と言わずにはいられなかった料理とはどんな味なのかも気になるところだ。
今回のスペシャルサポーターを務めた令和ロマンの髙比良くるまは「準決勝からサポーターとしてつかせていただいたので、シェフの皆さんへの思い入れが強すぎて、『今こういうふうに考えているのかな？』とか勝手に想像しながら見てました」と息詰まる熱戦の様子を見守ったことを明かす。また、松井ケムリは「インスタントラーメン対決が点数も内容もすごくて印象的でした。とりあえず、使用されたインスタントラーメンはオンエア前に買わせてもらいます」と思わず本音が飛び出した。
その気になる決勝戦の前、7月12日にテレビ朝日系列全国ネットで令和ロマン、さや香、マヂカルラブリー、オズワルドがファイナリストシェフの素顔に迫る「ザ・プレミアム・モルツpresents CHEF-1グランプリ2024～決勝直前！日本のベスト4シェフ最強料理SP～」（金曜午後11：15。一部地域を除く＝ABCテレビ制作）が放送される。
決勝に進出した木村僚佑、花田洋平、吉岡翔太、山下泰史の4人のもとに「CHEF-1」サポーターである芸人が訪れ、決勝前のシェフの本音を引き出し、さらにシェフ4人がそれぞれにおすすめする絶品地元メシなども紹介していく。
