前沢牛、上物率100%と高評価 銘柄一本化、初の枝肉共励会

最優秀賞の賞状を手に喜ぶ渡辺悟さん(右)と千葉辰紀さん

 奥州市の岩手ふるさと農協(後藤元夫会長)が肉牛銘柄を前沢牛に一本化して初の枝肉共励会が開かれ、3日に東京都の東京食肉市場に上場された。肉質等級4以上の上物率が100%と高評価を獲得し、生産者らはブランド牛の一層の飛躍を期した。

 48頭を出品し、1キロ当たり平均単価は去勢2376円、雌2525円で全体では2437円。販売金額は全体平均で126万7813円だった。去勢の部は同市前沢の千葉辰美さん(55)、雌の部は金ケ崎町西根の渡辺悟さん(72)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。

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