元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、わずか半年でプレミアリーグに復帰するかもしれない。
現在32歳のフィルミーノは、2009年に母国ブラジルのフィゲイレンセでプロデビューすると、以降はホッフェンハイム、リヴァプールで活躍。特にリヴァプールでは8シーズンを過ごし、公式戦362試合で111ゴール79アシストと圧倒的な成績を残した。
昨年7月には、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジFCに完全移籍。長年在籍したリヴァプールに別れを告げ、新天地での再挑戦に踏み切った。
だが、イギリスメディア『talkSPORT』は「フィルミーノのサウジアラビア生活は計画どおりに進んでいない」と報じている。
「昨夏にアル・アハリ・サウジFCに加入したフィルミーノはキャプテンに任命され、アル・ハゼムとのサウジ・プロフェッショナルリーグ開幕戦ではハットトリックを達成。完璧なスタートを切ったかに見えた」
「しかし、元ブラジル代表のスターはそれ以来得点から遠ざかっており、公式戦19試合でわずか3ゴールにとどまっている」
さらに、同メディアは「フィルミーノはピッチ外でもひどい時間を過ごしており、昨年11月中旬には家族旅行中に心臓発作で父親を亡くしている」と、フィルミーノがサウジアラビアで公私ともに苦しい時期を過ごしていることを指摘。慣れ親しんだプレミアリーグに復帰する可能性を示唆している。
「シェフィールド・ユナイテッドは、ポール・ヘッキンボトム前監督が12月に解任される前まで、フィルミーノの動向に関心を示していた」
「ただ、『talkSPORT』はフラムこそがフィルミーノと契約するチャンスを有しているクラブであると理解している」
「昨夏にエースのアレクサンダル・ミトロヴィッチをアル・ヒラルに引き抜かれたフラムは、チームをけん引できる経験豊富なストライカーを探している」
フィルミーノとアル・アハリ・サウジFCは、2026年6月30日まで契約を残している。『talkSPORT』は「プレミアリーグのレジェンドであるフィルミーノと彼のトレードマークの笑顔が再びイングランドのサッカー界に戻ってくれば、ファンはとても喜ぶことだろう」と述べている。