デンマーク代表MFイェスパー・リンドストローム(23)がナポリ加入の理由を明かした。
今夏の移籍市場終盤に、フランクフルトから買い取り義務付きのレンタルでナポリに加入したリンドストローム。2日に行われたセリエA第3節のラツィオ戦では途中出場でデビューした。
かねてよりリバプールファンを公言し、アンフィールドでのプレーを夢見ていると語っていたリンドストロームだが、今回の移籍に後悔はないようだ。
デンマーク『Tipsbladet』のインタビューに応じた際、夢のクラブに加入してもプレーできなければ意味がないと語り、ナポリでの挑戦に目を向けた。
「(自分にとってベストは)リバプールでのプレーだった。僕はリバプールのサポーターだったし、移籍すればとても魅力的な経験になっただっただろうね。だけど、それが賢明な行動と言えただろうか?」
「そこにいてもプレーできないなら、別のクラブに行き、リバプールの試合はテレビの前に座って見ていたほうが良い。僕は今、試合でプレーすべき年齢だからね」
「これこそ、僕がナポリへの移籍は良い変化になると考える理由だ。ここは世界最高のクラブの一つさ。そして、クラブの人たちは僕に多くのプレー機会があるだろうと言ってくれた」
また、リンドストロームはインタビューの中でナポリの印象にも触れており、熱狂的なファンに囲まれる生活は刺激的だと語っている。
「(ファンの熱狂ぶりから)選手が市内の通りを歩くことは不可能なんだ。だから、多くの選手は郊外に住んでいる。散歩に行くこともできないだろうね。街中では身を隠さなければならない。そうしないと、セルフィーを狙う人たちに囲まれてしまう」
「こうなることは理解していた。ナポリにはクラブが1つしかなく、そこに住む誰もがナポリを応援して育ってきたんだ。僕らはコーヒーを飲みに行くこともできないよ。これまでとは違う生活になるけど、面白い経験だと思っている」