フランスへの移籍が噂されていた日本代表GKシュミット・ダニエル(31)だが、どうやら移籍は失敗に終わったようだ。ベルギー『Het Belang van Limburg』が伝えた。
日本代表、そしてシント=トロイデンで守護神を務めるシュミット・ダニエルは、2019年7月にベガルタ仙台から完全移籍で加入。在籍5シーズン目を迎えている中、これまで公式戦114試合に出場し35試合でクリーンシートを達成。今シーズンも開幕から4試合連続でゴールを守っている。
しかし、ステップアップを目指している中で、フランス行きが浮上。かつて川島永嗣も所属したメスへの移籍が噂されていたが、移籍期限を迎えても公式な発表はなかった。
シュミット・ダニエルには、アメリカから関心が寄せられた後、クラブ・ブルージュも獲得に動いた。しかし、合意に至らず、メスが興味を示していた。
しかし、『Het Belang van Limburg』によれば、メスはシュミット・ダニエルとの契約の中で、要望に応じることを拒否したという。
シント=トロイデンはすでに退団を考慮して、今夏浦和レッズからレンタル移籍で獲得したU-22日本代表GK鈴木彩艶がデビュー。シュミット・ダニエルは試合はから外されていた。
GKが余ってしまうという予想外の事態になりそうなシント=トロイデン。ヨーロッパの主要リーグはすでに移籍市場が閉じてしまい、ベルギーやクロアチア、スイス、トルコなどは移籍が可能。サウジアラビアも残っているが、シュミット・ダニエルの去就はどうなるだろうか。